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標高514mの湖水浴 猪苗代湖がつなぐ、いのちの物語
2026/08/08
猪苗代湖は、日本で四番目に大きな湖。
標高514メートル、全国でも屈指の高さに広がるこの湖は
磐梯山を鏡のように映すその姿から
古くから「天鏡湖」とも呼ばれてきました。

その水は、日橋川から阿賀川を経て日本海へ
また安積疏水を通じて阿武隈川から太平洋へと
二つの海へと注いでいきます。
一つの湖から、日本列島を横切るように水が広がっていく
稀有な水瓶でもあるのです。

会津の暮らしと文化を支えてきたこの湖は
今もなお、多くの命を育む"母なる湖"です。
今回は、歴史・信仰・自然保全という三つの視点から
猪苗代湖をご紹介いたします。

【野口英世記念館】猪苗代の大地が育んだ偉人

猪苗代町で生まれ育った細菌学者、野口英世。
一歳半のとき、囲炉裏に落ちて左手に大きな火傷を負い
その傷が、彼の人生を大きく動かすことになります。

生家には、当時のままの囲炉裏が残されており
母シカが英世に宛てた手紙も大切に展示されています。
文字を書くのが得意ではなかった母が
遠く離れた息子を想い、一心に綴った言葉には、
多くの来館者が涙するといいます。

記念館では、細菌学者としての功績だけでなく
英世の知られざる一面にも出会えます。
休暇には絵筆を握り、釣り糸を垂れ
チェスや将棋にも興じたという英世。
展示されている「川魚の図」からは、研究者としてだけでない
豊かな感性を持った一人の人間の姿が浮かび上がります。

そして、忘れてはならないのが母シカの存在です。
慣れない文字で綴られた手紙からにじむ
まっすぐで飾らない情の深さ。
それはもしかすると、この猪苗代の大地が育んだ
精神性そのものだったのかもしれません。

“ 環境が、人を育てる ”
背景には宝の山と呼ばれる磐梯山が
そして目の前に広がる猪苗代湖の豊かな自然もまた
野口英世が見つめてきた原風景だったのかもしれません。

■野口英世記念館
開館時間:                     
 4月~10月 9:00~17:30(入場締切17:00)        
開館日: 年中無休(12/29~1/3を除く)
入館料: 4月~10月 大人1200円 こども(小中生)550円
問合せ: 0242-85-7867
住所: 福島県耶麻郡猪苗代町大字三ッ和字前田81
HP: https://www.noguchihideyo.or.jp/
 
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  • 野口英世の生家の囲炉裏